日本はかつて、東京タワーを建造するために、アメリカから鉄スクラップを輸入、再溶解してその塔脚を製造したという歴史を持っています。今日の我が国は、鉄をはじめアルミニウムや銅の使用済みスクラップ原料の純輸出国となり、賛否両論ある中、輸出により得られるメリットの方が大きいと考えられ、その立場や役割は大きく変化しました。

環境保全や保護貿易を目的とする輸入規制を導入する国々もある一方、他国の輸入規制の動きに反し、チャンスと逆に捉え輸入制限を緩和している国があることも事実です。
何より公正で、かつ、自由貿易が担保されていることが肝要で、過度な輸入規制や極端な保護貿易だけでは、健全な成長や国や地域の活発化は望めません。
私たちは、自由貿易を支持し、域内の活発な物流を促進し、金属資源や原料を必要とする需要家の経済的、質的や量的要求に見合う商材をタイムリーに調達し、あらゆる分野のユーザーへ供給してその期待に応えます

わたしたちは、自動車部品などに使用されるアルミ合金地金や、アルミニウムをはじめとする非鉄金属資源およびその原料などを取り扱い、グローバルに調達・供給を行っています。
金属資源のリサイクル活動の根底となるメタルスクラップの流通は、いまや国境や地域を超えてグローバル化して、広く認知されるとともに、その社会的ニーズがより重要視されています。