いま、世界はかつてない転換期を迎えています。
これまでの常識が通じず、予測困難な「VUCA」といわれる時代、企業は、国連が掲げる「ＳＤＧｓ」や「脱炭素」などの観点から、地球規模や人間社会の諸問題解決に取り組みながら、自らのサステナビリティーを求められています。
そして、持続可能なリサイクル推進や拡大は、世界共通のマテリアリティ（重要課題)として掲げられるようにもなりました。

他方、我が国が直面する人口減少や高齢化、海外工場移転に伴う国内市場規模の縮小は、失われた３０年の非難と同様に大きな社会問題となり、これまでの成功体験にとらわれ手をこまねいていては、世界経済の成長や技術革新に取り残されてしまいます。
また、グリーン資源とも呼ばれる金属原料は、自由貿易を基本に国境なくボーダーレスに流通し、その国際的な需要は年々高まる傾向にあります。このような背景で、再認識するべきことは、国内に根ざし軸足を置きながらも、真摯に広く世界に目を向け、その成長の潮流を取り込むことかもしれません。

私たちは、グローカルな会社として、自動車などの製造業やリサイクル産業を原料面で下支えし、グローバルとローカルの資源を、発想を、技術を、情報をビジネスで繋ぎ、ステークホルダーの社会的価値と経済的価値の向上と両立に貢献したいと考えております。
そして私たちは、社会の変化に柔軟に対応し、物事の本質を問い探し求めながら課題と向き合い、期待を超える働きで、新たな感動とストーリーを生み出すことを理念として、常に歩みを前に進めていきます。